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ジャ・モラントの怪我の状態は?今後のNBAプレイオフレイカーズ戦出場できる?

NBAプレーオフ2023のウエスタンカンファレンス1回戦第1戦のレイカーズ(第7シード)対グリズリーズ(第2シード)の対決では、八村選手の歴史的な大活躍により、レイカーズがグリズリーズに128ー112で勝利しました。

その試合で手首を負傷してしまったグリズリーズのエース、ジャモラント選手。

スティーブン・アダムス(右膝後十字靭帯捻挫)やブランドン・クラーク(左アキレス腱断裂)いった選手を欠くグリズリーズですが、若きエースモラント選手の存在は大きなものです。

今後の試合に出られないとなると、グリズリーズにとって大きな痛手となりますが、けがの状況はどうなのでしょうか。

ジャ・モラントのけがをしたシチュエーション

105対101でレイカーズリードで迎えた第4Q、残り5分50秒の場面で右ウイングからドライブを仕掛けた、モラント選手。

ドライブを止めるためにコースに侵入しディフェンスしにきたアンソニー・デイビス選手の前で飛び上がりシュートを試みました。

デイビス選手が完全にコースに入り、モラント選手のオフェンスファウルとなったこのプレイ。

モラント選手は空中で接触してそのまま腕から落下してしまいました。1m近く跳んでいたと思られるので衝撃は計り知れないものだと思います。

着地と同時に右手、左手をほぼ同時につきましたが、モラント選手の利き手となる右手は手首が屈曲して指先が自身のほうに向いた形で着地してしまいました。

ひねったようなかたちで着地したように見えないのは幸いですが、衝撃を手で受け止めることになってしまったので身体への影響は大きく、今後の試合に出場することは非常に厳しいのではないかと思います。

ジャ・モラントの負傷の状態は?

モラント選手は負傷後、苦悶の症状でコートに倒れこみ、試合を中断してロッカールームに一度下がりました。

最終的にはベンチに戻ってきましたが、手と手首の部分をしっかりと固定して痛々しい状況でした。

試合後にグリズリーズのテイラー・ジェンキンスコーチはX線検査の結果は陰性だったことを発表しています。

水曜日のシリーズ第2戦に至るまで、今後数日間にわたって経過を観察していくとのことで現時点では第2戦の出場は何とも言えないところです。

利き手の右手首の負傷なので強行出場したとしても、パフォーマンスにかなり影響が出そうなところも心配ですね。

ひとまず骨折といったことになっていなくてよかったです。
万全の状態ではないかと思いますが、レイカーズとの今後の試合に出場している姿を見たいですね。

ジャ・モラントのプレーオフ第1戦レイカーズ戦のスタッツ

怪我をするまでの30分間のスタッツは、18得点、6リバウンド、2アシスト、2スティール、フィールゴールは8/14で57.1%、3ポイントシュートは2/3という結果を残しています。

しかしターンオーバーは6本を記録しました。

デイビスがリング下を制圧していたのでなかなかモラント選手もドライブすることができず、苦労していた印象でした。

ケガする前のプレイでもドライブをうまくデイビス選手にカバーされておさえられていました。

105対101でグリズリーズが追いかける展開のなか、第3Qに3ポイント2本、ジャンパーを沈めてモラント選手も調子を上げてきてこれから勝負所というところでの離脱は本当に残念でした。

プレイオフ1回戦、第2戦は欠場

プレイオフ1回戦、第2戦の出場に注目が集まっていたモラント選手でしたが、打撲による腫れが残っている状態ということで試合の直前に、欠場ということが発表されました。

試合は、レイカーズを93点に抑えるかたいディフェンスを見せたグリズリーズが93対103で勝利して1勝1敗のタイに戻しました。

次の試合はレイカーズのホームコートで日本時間の4月23日午前11時に行われる予定です。

シリーズ第3戦に出場するかはわかりませんが、第2戦ではベンチに入り明るい表情でチームを盛り立てていました。

第3戦の出場は微妙、練習は再開!

現地時間金曜日にはモラント選手は非接触でドリブルやシュートの練習を行ったとのことです。

テイラー・ジェンキンスコーチの話によると、モラント選手の負傷した手の状態は2日前よりはるかに良い状態に見えるということです。

依然として第3戦の出場はわからないということですが、レイカーズとのファーストラウンドのどこかで出場してくるでしょう。

第3戦に出場できる可能性はありますが、復帰が早すぎると怪我を悪化させてしまうリスクが高くなるので判断が難しいところですね。

予想ですがグリズリーズのホームゲームとなる第5戦が復帰戦となるのではないでしょうか。

明日の第3戦の結果次第では第4戦の出場があるかもしれません。

ジャ・モラント、第3戦はスタメン出場!

グリズリーズ対レイカーズのプレイオフファーストラウンド第3戦の試合の出場が危ぶまれていたモラントでしたが、第3戦はスタメンで出場しました。

試合は第1Qに主導権を握ったレイカーズが逃げ切り、101対111で勝利しました。

怪我から復帰となったモラントは、42分間の出場で45得点、9リバウンド、13アシスト、フィールドゴール13/26、3ポイントシュート6/10、フリースロー13/14と大活躍でした。

トリプルダブルまでリバウンド1つでした。

第4Q残り9分3秒にティルマンがシュートを決めてから、第4Q残り1分24秒にべインが3ポイントシュートを決めるまでのグリズリーズの得点22点をモラントがとりチームに勢いをもたらしましたが、グリズリーズにとっては第1Qの劣勢が痛かったところでした。

前半にはボールハンドリングでターンオーバーを2つしてしまい、手首やテーピングの影響が大きく本調子ではないのかなとは思いましたが、終わってみればチーム最多の42分間の出場でこの活躍ですから大丈夫だということでしょう。

第4Q終盤には速攻でダンクシュートに行ったときにふくらはぎのところを押さえて足を引きずっていたので多少心配ではありますが、おそらくつったのではないでしょうか。

まとめ

NBAプレイオフ2023ウエスタンカンファレンスの1回戦第1戦で負傷してしまったジャ・モラント選手の状態についてまとめてみました。

骨には異常がないとのことですが、第2戦は欠場しました。

第1戦では一時はレイカーズのデイビス選手も腕を痛めてしまい心配しましたが、両チームとも怪我なくプレイできるといいですね。

今後のモラント選手の動向にも引き続き注目していきます。

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