日本時間4月18日に行われたプレイオフファーストラウンド第2戦、ウォリアーズ対キングスの試合は106対114でキングスが勝利し、対戦成績を2勝0敗としました。
この試合では、第4Q残り7分3秒にウォリアーズのドレイモンド・グリーンがキングスのドマンタス・サボニスの胸を踏みつけたことで退場処分となりました。
体重が100kgを超えるグリーンに胸を踏まれ苦しそうにしていたサボニスですが、けがの状態はどうなのでしょうか。
グリーンには1試合の出場停止処分が下され第3戦の出場はできませんが、けがの状態が心配であるサボニスははたして出場できるのでしょうか。
ドマンタス・サボニスの怪我のシチュエーション
第4Q残り7分3秒の場面で、グリーンがサボニスの胸を踏みつけたプレイが極めて悪質であると判断されフレグラントファウル2がコールされて、グリーンは一発退場となってしまいました。
サボニスにもテクニカルファールがコールされています。
この退場となったプレイの直前に、リバウンド争いとなりサボニスは体勢を崩してコートに倒れこみました。
勢いよくコートに倒れこみ、倒れこんだ先にちょうどグリーンのあしがありました。
サボニスは自分の頭を守るために両手を頭のところにもっていったところグリーンの足をつかむ、挟むようなかたちになってしまいまいました。
グリーンは走りだすために軽くジャンプするようにして足を振りほどこうとしましたが、サボニスの手が引っかかり体勢を崩しサボニスの胸を踏みつけてしまうかたちになりました。
グリーンはサボニスが倒れこんでいるのを見ていたので、ほかの対応の仕方であってもよかったのかなとは思いますが、速攻のチャンスでしたし、つかまれるようになった足を本能的にふりほどこうとしたのもわからなくはないです。
ウォーリアーズはリバウンドから速攻のチャンスとなったためグリーンは早くサボニスの手を振りほどき攻撃参加したいという気持ちがあったのかもしれません。
このプレイだけ見てみると、グリーンに悪気があったのかはわかりません。
その後の対応が悪かったことが退場処分、1試合の出場停止となった原因だと考えられます。
グリーンは踏みつけたサボニスに対し声をかけなかったり、観客をあおるようなジェスチャーをしていたり、けがをさせる前のプレイでもサボニスを挑発するようなしぐさを見せています。
またグリーンはこれまで幾度となく有害な行為をしていて悪いイメージがあることも影響しているでしょう。
胸を踏みつけられたサボニスはしばらくの間コートから立ち上がることができませんでした。
その後のフリースロー2本はともに外してしまいましたが、サボニスはそのままコートに残り、最後のブザーが鳴るまでプレイし続けました。
ドマンタス・サボニスの怪我の状態
グリーンに胸を踏まれた後もいつも通りにプレイできていたのを見ると大事には至らなかったと思われます。
試合後にレントゲン検査を受けたところ異常はみられなかったとのことです。
しかしチームによる情報によればまだ出場できるかはわからないということでした。
ドマンタス・サボニスの第1戦、第2戦のスタッツ
123対126でキングスが勝利した第1戦のスタッツでは、35分間の出場で12得点、16リバウンド、2アシスト、3スティール、フィールドゴールは5/17、3ポイントシュートは1本打ちましたが外しています。
5本のオフェンスリバウンドを記録しました。
第2戦にはチームトップの40分間の出場で24得点、9リバウンド、4アシスト、フィールドゴールは8/12の66.7%というスタッツを残しています。オフェンスリバウンドは4本とっています。
サボニスはスクリーンのかけ方、タイミングが非常にうまくて、キングスのオフェンスを支える大きな存在です。
またリバウンド、ディフェンスといった部分もさすがという存在感を見せました。
サボニスが出られないとなるとキングスにとって大きな痛手となるのは間違いないでしょう。
第3戦の出場は?
怪我の状態が心配されたサボニスでしたが、第3戦はスタメンで出場しています。
キングスのスタメンはフォックス、マレー、ハーター、バーンズ、サボニスの5人。
ウォーリアーズのスタメンはカリー、トンプソン、プール、ウィギンズ、ルーニーでスタートしています。
まとめ
キングス対ウォリアーズのファーストラウンド第3戦は、グリーンは出場停止処分のため出場できませんが、サボニスはスタメンとして出場をはたしています。
サボニスの存在はキングスにとって大きなものなので出場することができてよかったと思います。
対戦成績2勝0敗キングスリードで迎えたウォリアーズのホームコートでおこなわれる第3戦、グリーンを欠き、負けられないウォリアーズがどのような戦い方をするのか注目です。