バスケスキル

ワンハンドシュートがまっすぐ飛ばない原因と解決策!

バスケを始めたけどノーマークでもなかなかシュートが入らない。

バスケを始めたての初心者が最初にぶつかる問題ではないでしょうか。

とくにバスケ初心者の方からの

  • シュートを安定してまっすぐ飛ばすことができない
  • シュートがずれてリングのサイドに当たってよく外す

という声を耳にすることも多いです。

この記事では、ワンハンドシュートがまっすぐ飛ばないという方に向けて

  • シュートがまっすぐ飛ばない原因
  • シュートがまっすぐ飛ばないときのチェックポイント
  • シュートをまっすぐ打つための練習方法

について解説していきます。

シュートをまっすぐ飛ばすことはシュートの基本のひとつです。

バスケ初心者の方にとって、まずはシュートをまっすぐ飛ばせるようになることがシュートを決めるためのファーストステップになります。

まっすぐシュートが飛んでいかないという方はぜひ読んで、実践してみてください。

シュートがまっすぐ飛ばない原因

まずはワンハンドシュートがまっすぐ飛ばない原因について紹介していきます。

シュートがまっすぐ飛ばない原因として主に以下の4点が考えられます。

どれか一つでも当てはまってしまえば、ボールをまっすぐ飛ばせていない可能性があります。

  • ボールをリリースするときシューティングハンドがリングの中央に向いていない
  • ボールをリリースした手首がリングへまっすぐかえっていない
  • リリース時に意図せずガイドハンドを使っている
  • リリース時に指先が使えず、ボールを掌で押し出している

原因①ボールをリリースするときシューティングハンドがリングの中央に向いていない

まっすぐボールが飛ばない1つ目の原因は、ボールをリリースするときシューティングハンドがリングの中央に向いていないということです。

シューティングハンドとはボールをリリースする方の腕、手のことです。

基本的なことですが、ボールをリリースするときにシューティングハンドがリングの中央を指していることが大切です。

シュートを打つときにはリングの中央に向かって手を伸ばすようにしましょう。

プロ選手にはシュートを打った後にシューティングハンド側の腕を外側に開いて、リングのほうに手が向いていない選手もいます。

ただボールをリリースした瞬間を見てみると、決まるシュートというのはしっかりとリングのほうに手が向いています。

ボールをリリースする瞬間はシューティングハンドがリングの中央を向くように心がけましょう。

原因②ボールをリリースした手首がリングへまっすぐかえっていない

まっすぐボールが飛ばない2つ目の原因は、ボールをリリースした手首がリングへまっすぐかえっていないということです。

まっすぐシュートを打つためには、原因①で説明したまっすぐリングにシューティングハンドを向けるだけではいけません。

それに加えてリリースのときにはリングのほうへまっすぐ手首、指先を返すことが重要になります。

まっすぐ手首を返すことで、ボールに正しい回転軸を与えることができます。

手首がリングのほうへまっすぐ返っていなければ、回転軸が傾いてボールが横にずれる原因となります。

まっすぐボールを飛ばそうとしているのに、手首が斜めに返ってしまうとボールに斜めの回転がかかってしまい、狙っているところへボールを飛ばせないということにつながります。

練習や試合を見ていると、手首が内側に返す人、手首を外側に返す人をたまに目にします。

そのようにならないように注意しましょう。

特に両手打ちから片手打ちに変更しようとしている人は外側に手を返す癖がついている可能性があるので注意が必要です。

原因③リリース時に意図せずガイドハンドを使っている

まっすぐボールが飛ばない原因の3つ目はリリース時に意図せずガイドハンドを使っているということです。

リリース時に意図せずガイドハンドを使っていることがまっすぐ飛ばそうと打ったボールに悪影響を与えている場合があります。

ガイドハンドとはワンハンドシュートを打つ人のシュートする手ではなく、ボールを支える非利き手のことです。

自分では使っていないつもりでもリリースするときに無意識にガイドハンドを使ってしまっている場合があります。

ワンハンドシュートの場合、基本的にはガイドハンドはボールをリリースするときには使いません。

しかし意図せずリリースの瞬間にガイドハンドでボールを押し出したり、ガイドハンドを離すのが遅くてリリースしたボールを触ったりしている場合があります。

これにより斜め回転を生み出したり、回転の邪魔をしたりする場合があります。

これが原因でボールの発射速度が落ちて飛距離がでなかったり、意図したところへまっすぐボールが飛ばなかったりします。

シュートのときにボールを片手にのせてしっかりと保持できないひとは注意が必要です。

原因④リリース時に指先が使えず、ボールを掌で押し出している

まっすぐボールが飛ばない原因の4つ目は、シュートのリリースのときにボールを掌で押し出しながら打っていることです。

このようにしてシュートを打っていると、リリース時に指先を使えていないということになります。

リリース時に手首、そして指先が返っていないとボールに回転をかけることができません。

指先をうまく使えずにボールの回転が少なくなると、無回転シュートのようになってしまいます。

シュートがぶれて狙っているところへまっすぐボールを飛ばすことが難しくなります。

ボールにきれいな縦回転のバックスピンがかかっていることが大切です。

シュートがまっすぐ飛ばないときのチェックポイント

ここまで説明してきたまっすぐシュートが飛ばない4つの原因をもとに、シュートをまっすぐ飛ばすために確認しておくべきポイントをいくつかピックアップしてみました。

保護者の方やコーチ、自分で確認できるものと動画で撮影してスローで見ないと確認しにくい部分があります。

シュートがまっすぐ飛ばないという悩みがある人は自分自身のシュートフォームをチェックしてみてください。

これがすべて上手くいっていればシュートをまっすぐ飛ばせるようになっていると思います。

  • リリースのときシューティングハンドがリングの中央を向いている
  • ボールをリリースした手首、指先がリングへまっすぐかえっている
  • リリースするときにガイドハンドはボールに影響を与えていない
  • ボールの回転は縦回転のバックスピンがかかっている

シュートをまっすぐ打つための練習方法

最後にそれぞれの課題にたいして改善していくための練習方法や意識するべきポイントなどを少し紹介していきます。

シュートをまっすぐ飛ばすためのチェックポイントで自分の課題が確認できた人は、これから説明する練習のポイントを参考に実践してみてください。

ボールをリリースするときシューティングハンドがリングの中央に向いていない人

リリースのときにシューティングハンドをリングの中央に向ける。

これは簡単そうに見えて意外と難しい、できていないひとが多いポイントの1つです。

ディフェンスのシュートチェックが厳しいときのシュートや動きながらボールをもらってシュートに行く場合などにできていないことがあります。

大切なのはリリースのときシューティングハンドをリングの中央に向けることです。

ぼんやりとリングではありません。中央に向けることが大切です。

日ごろの練習からリングにノータッチで入れるという高い意識でシュート練習を行うといいでしょう。

ボールをリリースした手首、指先がリングのほうを向いていない人

リリースした手首、指先がリングのほうを向いていなかった人は、まずは鏡など自分の姿が見える場所で、動作をゆっくりと確認していきましょう。

確認するのは腕を伸ばしてリリースするときの手首を返すタイミングと手首がまっすぐ返せているかです。

まず、リングを想定した目印を決めて、ボールを腰のあたりからシュートをセットする位置まで持ち上げて、そこからボールをリリースする位置まで持ち上げていきましょう。

あとは手首を返してリリースするだけという位置まで持ってきたら、手のひらがゴールの方向に向いているかを確認して、そのまままっすぐ手首を返します。

手首と前腕の境目にしわがあると思います。そこが地面と平行であれば、手首をそのまままっすぐ返すだけでボールはまっすぐ飛んでいきます。

腕が伸び切らない早い段階で手首をまっすぐリリースしようとすると窮屈な状態になり手首がまっすぐかえらない場合があります。

シュートを打つ利き手側の肩の前でボールをリリースするように心がければ、手首のしわが地面と平行になるタイミングでリリースできます。

慣れてきたら止まることなくスムーズにリリースまでおこなっていきます。

繰り返し練習してリリース前には手首がリングのほうをしっかり向くように身体に覚えさせましょう。

リリース時にガイドハンドを使っていてボールに変な回転がかかっている人

リリース時に無意識にガイドハンドを使っているという人は、まずガイドハンドの位置について確認しましょう。

ボールをセットしたときにガイドハンドがボールの側面を支えるようにすればほかの持ち方よりも邪魔をしにくくなると思います。

前側において支えてしまうとリリースまで持ち上げるときに押さえつけるようになってしまい動きを邪魔する恐れがあります。

後ろ側においてシューティングハンドと近くなれば、リリースの時に親指でもボールを押してしまいやすくなり、斜めの回転が加わる可能性があります。

ボールをセットしたときに、ガイドハンドの中指が真上に向くようにしてボールの側面を支えるようにすると、親指が作用しにくくなります。

また、ガイドハンドを離すときに指の腹からそっと先に離していくこともオススメです。

ノージャンプから始めて、徐々に慣れたらジャンプして打っていきましょう。

ここまでガイドハンドの位置についていろいろと説明してきましたが、安定してボールを支えることができるガイドハンドの位置はひとそれぞれ違うと思いますので参考程度にして、自分が持ちやすいやり方でおこなうことが一番です。

指先が使えず、ボールを掌で押し出していて回転がかかっていない人

最後に、ボールを掌で押し出してリリース時に指先が使えていない人は、人差し指、中指、親指の3つの指でボールをもち、ボールをセットしてそこからシュートする練習をおこなうといいでしょう。

薬指、小指は折りたたんで、ボールをもってそのほかの指で弾くようにリリースしましょう。

手首とともに指を返し、ボールを指で弾く感覚を身につけることが大切です。

ボールを弾いた後は、しっかりと指が折りたたまれているか確認しましょう。

最初は近場でノージャンプで片手から、次はガイドハンドも使って打つ、5本の指すべて使って打つといったように感覚をつかめたら、徐々に試合でおこなうシュートで練習していきましょう。

また、練習以外の時間の中でもボールを指先で弾き、触る機会を増やすことで指先を使う感覚は自然と身についていくでしょう。

まとめ:シュートをまっすぐ飛ばせるように練習しよう!

この記事では、ボールがまっすぐ飛ばない原因と解決策について紹介してきました。

シュートをまっすぐ飛ばすことはシュートを決めるための基本のひとつです。

これがシュートを決めるためのファーストステップになります。

初心者の方はまずシュートをまっすぐリングに飛ばせるように繰り返し練習しましょう。

シュートをまっすぐ飛ばせるようになれば、どんどんシュート確率が上がってくるようになります。

最後にこの記事で紹介したシュートをまっすぐ飛ばすためのチェックポイントをおさらいしておきましょう。

  • リリースのときシューティングハンドがリングの中央を向いている
  • ボールをリリースした手首、指先がリングへまっすぐかえっている
  • リリースするときにガイドハンドはボールに影響を与えていない
  • ボールの回転は縦回転のバックスピンがかかっている

シュートを打った後には、フォロースルー(リリースした指先と、ボールの軌道が一致しているか確認するためにシュートを打った後に残しておく腕のこと)を残し、上記のチェックポイントを確認する習慣をつけておくのがおすすめです。

どのようにシュートフォームを作っていくかわからない人はこちらの記事を読んでみてください。
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