シューターと呼ばれる選手は、キックアウトからの3ポイントシュートやオフボールスクリーンを使って外角からシュートを狙って、ディフェンスを外に広げるという役割をチームから求めらえています。
NBAで活躍している渡邊雄太選手が所属チームのネッツで求められている役割の1つも外角からシュートを狙うというものです。
どんなに優秀なシューターでもときには調子が悪くシュートを立て続けに外してしまうという状況もあります。
調子が悪いときに頭を悩ませてネガティブなことを考えていると、どんどん悪循環に陥ってしまいシュートは入らなくなってしまいます。
シューターに限った話ではないですが、特にチームから外角からのシュートを求められるシューターと呼ばれる選手たちに向けておもにシューターとしての心構え、調子が悪いときに立て直すための方法について解説していきます。
自信をもって打ち続ける
まずシュートを打つうえで最も大事なことは、必ずシュートを決めるという自信です。
シュートを決めてやるという強い気持ちが大切です。
どんなにシュートを外し続けていたとしても次のシュートは絶対入れるという強い気持ちをもってプレイしましょう。
シューターとしてコートに立ち続ける選手に、求められている役割はシュートを決めることです。
シュートは当然打たないと入ることはありません。
どんなにシュートを外し続けたとしてもコートに選手を送り出しているのは監督、コーチです。
交代の判断をするのも監督、コーチです。
コートに送り出されている以上監督に期待されているということです。自信をもって打ち続けていくことが大切です。
またシュートが入らなくても、ディフェンスはシュートを警戒している選手に対してシュートチェックにいかなければなりません。
シューターが外で構え、シュートを狙い続ける姿勢をディフェンスに見せることでディフェンスが外に広がり、味方がリングにアタックするための中のスペースを作り出すことにもなります。
またシュートを打ち続けてシュートタッチをつかむ選手もいます。
自信をもって狙い続けましょう。
シュートが入るイメージをする
シュートを外し続けてしまうと次のシュートも入らないのではないかとネガティブなイメージで頭の中がいっぱいになるかもしれません。
このような状態でシュートを打っても普段の練習のように入ることはありません。
普段シュート練習をしているときの頭の状態で打てなければなりません。
悪いイメージを払しょくする方法として、フリースローなどの時計が止まっている時間に自分がシュートを決めている状況をイメージしたりいいシュートが打てたときを思い出したりすることがあります。
普段のシュート練習中に頭のなかに悪いイメージがうかんだり、落ち着いた精神状態で打てていなかったりする場合には練習から取り入れていいイメージをもってシュートを打つ習慣をつけることが大切です。
あまり何も考えない、打つときは無心で
試合中にシュートが入らないからといって、打つときにフォームといったことにフォーカスしないようにしましょう。
たとえば、膝はこれくらいに曲げて、ボールはここまで上げて、ひじは開かないようになどとあれこれ身体の動かし方について意識を向けてシュートを打つことです。
普段からシュートのときは無意識化で身体が勝手に動いて打っていると思います。
あれやこれやと身体の中の情報に意識が向いているとかえってぎこちない動きになって流れるようなシュートは打てません。
打つ前にあれこれ考えることより、打った後の情報に集中することが大切です。
打った後の感覚とボールの軌道、回転を確認して、次のシュートに活かしていきましょう。
フリースローをもらう、得意な位置から狙う
フリースローは、だれにも邪魔されることなくシュートを打つことができます。
ファールをもらいフリースローを打ってシュートタッチをつかむことも1つの方法です。
また普段練習していて記録をとっていると自分が得意なエリア、苦手とするエリアが明確にデータとして確認することができると思います。
またボールのもらい方、ボールのピックアップの仕方によってもシュートの得意不得意が出てくると思います。
自身の得意なシュートエリア、得意なシュートのかたちでシュートを狙い、タッチをつかんでいくことも大切です。
普段の練習からデータをとって、自分自身のことをしっかりと把握できるとよいでしょう。
平常心を取り戻すルーティンを確立しよう
こころが動揺していては良いプレーはできません。
いつでも平常心でいつも通りプレーできることが大切です。
いつでも平常心をもってプレーできるようにルーティンを確立させましょう。
ルーティンとはいつもと同じことをいつもと同じようにおこなっていつもどおりプレーできるようにすることです。
バスケットボール選手がフリースローのときにシュートを打つ前にある一定のリズムでドリブルを突いたり、決まった回数ドリブルを突いたりすることです。
テニス選手はポイントをとってからサーブまでのポイント間にラケットを回したり、ガットをいじったり、ラケットをじっと見たりして心を落ち着かせています。
ルーティンは選手それぞれのやり方があり、自分自身で心を整える方法を見つけることが大切です。
まとめ
試合中に調子が悪くシュートが入らないというときの考え方、対処法について解説してきました。
試合中にネガティブな気持ちになっていつもどおりにプレイできなければシュートは入ることはありません。
この記事で紹介したことを踏まえて調子が悪いときの対処方法について自分自身にあったやり方を探すことが大切です。