日本代表

岡田大河の身長は?バスケの実績とプレイスタイルは?

中学校を卒業後に本格的にスぺインに留学してバスケットボールのスキルを磨いてきた岡田選手。

海外でプレイしてきたこともあってU19日本代表に選出されるまで日本代表経験がありませんでした。

日本ではあまり知られていない岡田選手のU19日本代表での活躍を振り返りながら、バスケの実績やプレイスタイルについてまとめていきます。

岡田選手のプロフィール

岡田選手は身長174cm、体重は67kgでサウスポーのポイントガードです。

静岡県出身で2004年5月23日生まれになります。

中学3年生のときにスペインに渡り、2021年10月にはスペインプロリーグにおいて日本人選手として最年少デビューを果たしました。

19歳となった現在もスペインのプロリーグでプレイしています。

岡田選手の父親はバスケ選手?

岡田選手の父親は岡田卓也さんです。

日本バスケットボール界において有名な方で、バスケット選手でもあり、バスケット指導者でもあります。

選手としては埼玉ブロンコスを経てアメリカに渡り、2005年からABAでプレイしています。

2010年には自身でShizuoka Gymratsというチームを設立して、ヘッドコーチ兼選手としてABAでプレイしています。

オフシーズンには育成や普及活動を行っていて3x3の日本代表のコーチも務めていました。

岡田選手がまだ中学生という段階で世界にでてプレイすることを決断したのは世界を渡りあるいている父親の影響も大きいのではないでしょうか。

岡田選手の小学校、中学校の日本での成績

バスケをしていた父親の影響もあって、岡田選手は小学校1年生のときから父親が主催するバスケスクールに通い、ミニバスのチームにも所属していました。

幼いころからバスケ一色の生活をしていたとのことです。

小学生のときに所属した青葉ミニバスケットボールクラブでは静岡1位に輝き、静岡県の選抜選手にも選ばれていました。

静岡県では有名で小学生のときから技術にたけた選手だったようです。

中学校は父親が運営するバスケットボールクラブで学びたかったため、バスケ強豪校に進学するのではなく進学校である静岡大学教育学部附属静岡中学校に進学しています。

静岡選抜メンバーに選ばれて出場した2019年の都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会では、福岡大学大濠でキャプテンとして活躍した鍋田憲伸選手らとともに全国ベスト8に導く活躍を見せました。

このころの身長は165cmと小柄ながら、卓越したスキルをいかして全国大会でも30得点近くを記録していました。

クラブで練習しながらも中学校で部活動に所属して静岡県大会優勝という成績も残しています。

高校年代からスペインでプレイ

中学1、2年生のときにスペインのクラブチームの遠征に参加して海外の選手とプレイする経験をしていた岡田選手は、海外でプレイしたいという思いを強くします。

中学3年生の10月にスペインに留学し、父親のつてで紹介されたZentro Basket Madridの下部組織に所属することになりました。

2021年10月にはスペイン4部リーグながら世界トップレベルの強豪スペインのプロリーグに日本選手として史上最年少でプロデビューを果たしています。

2022年の8月にはオーストラリアでおこなわれた第12回バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・キャンプ・アジア2022にジェイコブス選手、湧川選手、川島選手とともに参加しました。

バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・キャンプはFIBAとNBAが共催する若手育成キャンプでNBA、WNBAの現役選手や元選手、コーチからバスケットボールスキルやリーダーシップなどを学ぶプログラムとなっています。

このキャンプではアジア太平洋地域の18歳以下の男女60名の将来を期待されるトップ選手が参加しました。

八村選手もかつて参加したことがあり、このキャンプを経験したNBA選手も数多くいます。

岡田選手はコート上で活躍した選手やリーダーとして輝いた選手が選ばれる男子オールスター10人のうちのひとりに日本選手で唯一選出されました。

その後NBAオールスター開催期間中に行われる世界各国のアンダーカテゴリーのトップ選手40名が集められてトレーニングを行うバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・グローバルキャンプにも参加しています。

身長は174cmと小柄ですが、世界の有望な若手選手のひとりであると認められています。

U19日本代表に選出される!U19ワールドカップでの活躍は?

岡田選手は、高校年代を日本の高校で過ごしていないので、U19日本代表に選ばれるまで育成年代の日本代表でプレイしたことがありませんでした。

U19ワールドカップでは7試合すべてでスタメン出場を果たし、日本代表の八村選手や西田選手を擁して10位に入った2017年の最高成績を上回る8位という成績に貢献しました。

個人スタッツは7試合でFGは38本打って10本成功の26.3%、3ポイントシュートは8本打って2本成功の25%、フリースローは10本打って4本成功の40%という確率で、シュート面で苦戦していたように感じました。

1試合平均20.2分の出場でリバウンドは1試合平均2.0、アシストは3.9、スティールは0.7という数字でした。

出場時間が23分、28分と比較的長かった2戦目のエジプト戦、4戦目のハンガリー戦では7アシストを記録してチームをけん引しました。

岡田選手がプレイする姿をフルで見たのはこのワールドカップが初めてだったので、普段シュートがどれほど入るのかどんなシュートが得意なのかはあまり把握できませんでしたが、シュート確率が低調だったのでシュートセレクトの部分で迷いがあったように思えました。

3ポイントシュートはたくさん打てる場面がありましたが、試投数は1試合平均1.1本と少なすぎたのですこし残念に思いました。

またピック&ロールからのパスやドライブといったものは緩急やスペースをコントロールしてうまく使っていて素晴らしいものがあったので、もっとチームとして使ってほしかったですね。

スリーポイントといったシュート力といった部分などが向上していけば更なるステップアップが期待できると感じさせられました。

岡田選手のプレイスタイルは?

岡田選手は身長174センチと小柄ながら高いバスケットボールIQをいかしてパスを散らしながら試合をコントロールする正統派ポイントガードだと思います。

バスケットボールIQの部分はU19の試合を見ていて日本代表選手のなかでもっとも高い選手であると感じさせられました。

視野も広く、最も遠い位置のプレイヤーをしっかりと把握していてそこに正確なパスを裁くことができます。

とくにピック&ロールから左手で繰り出されるパスは素晴らしかったです。

将来日本代表の座を競うであろう河村選手とはタイプが異なりアジリティ、クイックネス、スピードといった部分では劣ると思いますが、U19ワールドカップでは岡田選手の緩急を使った素晴らしいドライブとペイントエリアでの様々なかたちのフィニッシュスキルをみることができました。

ペイントエリアでの得点力、3ポイントシュート、ディフェンス力があがっていけば今後ますます楽しみな選手になっていくのではないでしょうか。

まとめ

15歳からスペインでプレイする岡田選手についてまとめてみました。

身長は174cmと小柄ですが、スペインで磨いてきた高いバスケットボールIQとパスを駆使してゲームをコントロールする岡田選手のこれからの活躍が楽しみです。

バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・キャンプに選ばれ、将来を期待されている岡田選手ですがいつかBリーグでプレイすることもあるかもしれませんね。

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