離れた場所からオフェンスプレイヤーをディフェンスしに近寄るクローズアウト。
ディフェンスが対応しにくい難しい状況の1つです。
シュートを決めきる力があるプレイヤーにパスがフリーで渡ったのなら、素早くクローズアウトしてシュートチェックに行かなければなりません。
このようなクローズアウトの局面は試合で何度も訪れます。
どのように対応すればいいのでしょうか。
クローズアウト局面でのディフェンスの考え方について解説していきます。
シュートチェックが最優先
まずクローズアウトで大切な考え方はシュートを打たせないようにする、打たれてもシュートチェックをおこなうことです。
もしボールを受け取るプレイヤーがその場からシュートを決めきる力があるのなら、全力でシュートチェックに行くことが必要です。
オフェンスにはシュートを打つ、ドリブルで抜くという選択肢があると思いますが、そのうちの1つであるシュートの選択肢をつぶすことがまずはじめにすることになります。
全力でオフェンスに詰め寄りましょう。
オフェンスの選択肢を減らす
次に大切なことは、オフェンスの選択肢を減らすことです。
ディフェンスにとってはクローズアウトの局面は、非常に不利な状況です。
オフェンスのシュート、右ドライブ、左ドライブといったすべての選択肢をカバーして守ることは難しいです。
シュートチェックに全力でいってオフェンスの近くで横向きで減速して止まってコースを限定しましょう。このコースを限定して守るという考え方は、1対1のディフェンスのときといっしょです。
オフェンスのすべての選択肢を守ろうとせずに、オフェンスにしてもらいたいことをさせるように誘導するという駆け引きをすることが重要になります。
1対1のディフェンスのやり方についてはこちらの記事で書いています。ぜひ読んでみてください。
バスケ初心者におすすめ!1対1のディフェンスの3つのポイント!
全力で走り、減速する
クローズアウトのディフェンスではボールマンへとできるだけはやく距離を詰めること、スピードを殺してストップしてオフェンスの次の動きに瞬時に対応することが大切です。
バスケットボールのクローズアウトの状況では、自分が出せる最高速度を出すことはできません。
短い距離でできるだけ加速してスピードを出し、短い距離で減速して止まり、オフェンスの次の動きに対応できるように加速と、減速、ストップの練習をしましょう。
止まるときは100のチカラを一気に0にするような止まり方をしてしまえば、次の動きにスムーズに移行できません。
オフェンスの動きに対応できなくなります。
例えば全力で走り、ジャンプストップで止まるのがそれにあたります。
もっともよいストップは1歩目でスピードを殺し、2歩目をそろえるというかたちです。
このストップが理想ですが、できない人はオフェンスに近づいたら、細かいステップに切り替えて、何度か踏んで減速してストップするようにしましょう。
まとめ
クローズアウト局面は、ディフェンスにとっては守りにくい状況です。
しかし、試合ではこのような状況が多々あります。
シュートチェックを最優先にすること、オフェンスの選択肢を減らすことを意識してプレーすることを心がけてください。
クローズアウトのディフェンスでうまく対応することができればより強固なディフェンスとなります。
ディフェンスについてほかにも記事を書いたので読んでみてください。
1対1に強いディフェンダーになるためには?負けないディフェンスの心構え!