バスケの試合に出てもミスしてばかり、シュートは全然入らない、挙句の果てにコーチから怒られる。
私ってバスケセンスないのかな、練習しても一向にうまくならない、チームメイトに迷惑ばかりかけてつらい。
バスケに対して自信を失い、このような悩みを抱えている人はいませんか。
この記事では、
- バスケが上手くなるためにはセンスって関係あるのか
- バスケに向いていない性格
- バスケが下手な人の特徴15選
- バスケが下手でも上手くなれる方法
についてまとめてみました。
バスケが下手な人の特徴を知りたい人、バスケが下手で悩んでいる人、自分のプレイに自信がない人はぜひ読んでみてください。
いまはバスケが下手だと感じている人でもこれから練習してバスケが上手くなれるように改善方法をお伝えします。
目次
- 1 バスケが上手くなるためにバスケセンスって関係ある?
- 2 バスケに向いていない性格とは?
- 3 バスケが下手な人の特徴15選
- 3.1 シュートフォームが安定していない
- 3.2 シュートが横にずれる
- 3.3 シュートにアーチがなく、直線的なシュート
- 3.4 あいているのにシュートを打たない
- 3.5 まりつきのような肘を中心としたドリブル
- 3.6 ドリブルしているときにドリブルしていない方の腕が使えていない
- 3.7 ドリブルしているときに顔が上がっていない
- 3.8 ディフェンスが目の前にいてもボールを動かさずに身体の前からチェストパス
- 3.9 リバウンドやパスのキャッチが不安定
- 3.10 ディフェンスのときに足が出ないが手は出てしまう
- 3.11 ピボットができない
- 3.12 パワーポジションでプレイできない
- 3.13 ストップできずに身体が流れてしまう
- 3.14 スペースを見てプレイできない
- 3.15 いつも同じスピードでプレイしている
- 4 バスケが下手でも上手くなれる方法とは?
- 5 まとめ:バスケセンスがなくても向いてなくても上手くなれる方法はある!
バスケが上手くなるためにバスケセンスって関係ある?
バスケセンスがある人ってどんな人?
バスケセンスがある人ってどんな人なんでしょうか。
一般的にバスケセンスがあるといわれる人は、
- 走る、跳ぶなどといった身体能力が高い
- 空間認知能力が高く視野が広い
- 教えられたことをすぐに自分のプレイで表現できる
といった特徴をもっている人です。
これらの特徴をもっている人はバスケだけに限らず、どのスポーツをしたとしても「センスがいいね」といわれる人たちだと思います。
いわゆる運動神経がいいって言われる人たちは、バスケの動きについて教えられたり、一度見たりしたらすぐに真似して同じようにできる可能性があります。
もちろんそのような人たちは上達が早いです。
センスというものはバスケの上達のはやさという点では関係があるでしょう。
バスケが上手くなるためにバスケセンスは必要?
センスは上達のはやさに関係することをお伝えしてきましたが、バスケが上手くなるためにセンスは関係あるのでしょうか。
先に答えを言ってしまうとバスケが上手くなるためにセンスは関係ないです。
バスケが上手くならないという人は、バスケの動きに慣れていない、バスケの基本の身体の動かし方が身についていないだけです。
バスケでは日常生活で使わない動きや体勢も多く、人間はしたことがない動きや見慣れていない動きは最初からうまくはできません。
ただ正しい練習をおこなって、バスケの身体の動かし方の基本、コツさえつかんでしまえば誰でもできるようになります。
センスがある人よりは身体の動かし方の感覚を身につけるのに時間がかかってしまうと思いますが、バスケの基本の動きを練習してできるようになればバスケはどんどんうまくなれるのです。
バスケに向いていない性格とは?
次はバスケに向いていない性格についてお伝えしていきます。
バスケに向いていない人の特徴として、
- コミュニケーションをとることが苦手
- コツコツ努力することが苦手
- 自己管理ができない
- チームプレイができない
- 周りのことを気にしすぎる
- 戦う気持ちが弱い
というものがあります。
これらの特徴に当てはまる人はすこしずつ考え方を変えていければいいのではないかと思います。
コミュニケーションをとることが苦手
バスケの試合中にはチームメイトに声をかけたり、指示を出したりすることが大切です。
大きな声を出して指示したり、戦術や状況を分かりやすく伝えたり、時にはチームメイトを奮起させたり、励ましたりしたりする言葉の力が必要になります。
コミュニケーションをとることが苦手な人は、日ごろからコミュニケーション能力を鍛えるように努力しましょう。
コツコツ努力することが苦手
何をするにしてもコツコツ努力することは大切です。
やりたくない練習だからと途中で投げ出す、気分が乗るときだけ練習をするといったことでは上手くはなりません。
夏場の熱い日の練習やきつい練習、試合がない基礎練習のときでも、やる気に左右されずに自分の成長のために継続して練習に取り組めるようにしましょう。
自己管理ができない
自己管理ができない人は致命的です。
睡眠、食事はしっかりと確保して、質のいい練習ができるように万全の状態で練習にのぞめるようにしましょう。
自己管理が苦手な人は最低限食事、睡眠だけはしっかりとおこない、自分自身の体調を毎日把握することから日々の行動、生活を見直していきましょう。
チームプレイができない
バスケはチームスポーツです。
自分勝手にプレイしたり、チームのルールを守れなかったりすると試合で勝つことは難しくなります。
チームメイトと協力してチームの一員として行動、プレイすることが大切です。
周りのことを気にしすぎる
周りの人のことが気になって自分のことに集中できないという人はチームスポーツのバスケにはあまり向いていません。
自分のプレイではなく、チームメイトに気を使いすぎてプレイしていればいいプレイ、思い切ったプレイ、自分のプレイはできません。
プレイ中の状況判断が悪くなり、自分自身の成長を妨げてしまいます。
周りの目を気にしたり、人の言うことにとらわれて頭を悩ませたりすることを減らし、自分自身のやるべきことに集中してプレイできるようにしていきましょう。
戦う気持ちが弱い
スポーツをするからには勝敗にこだわることは大切です。
対戦相手も試合に勝ちたい、負けたくないという思いで必死にプレイしてくるでしょう。
そんな状況で闘争心が弱いと、相手にすきをつかれて勝負に負けてしまうでしょう。
せめてスポーツをするときは自分に対しても、チームメイトに対しても、対戦相手に対しても「勝ちたい、負けない」という強い気持ちをもってプレイできるようにしましょう。
バスケが下手な人の特徴15選
最後にバスケが下手な人の特徴をあげてみました。
あくまで筆者個人の見解ですが、確認してみてください。
ここに挙げた要素をひとつずつ改善していくことでバスケが上達していくことと思います。
シュートフォームが安定していない
同じフォームでシュートが打てない人はバスケが上手いとはいえません。
シュートフォームが不安定な人はシュートを安定して決めるのが難しくなるためです。
再現性たかくシュートが打てるように繰り返し練習することが大切です。
シュートが横にずれる
リングの横に当たって頻繁にシュートを外してしまうという人もバスケが上手いとはいえません。
シュートを決めるために最低限必要なことはまっすぐボールを飛ばせることです。
まっすぐシュートをリングに飛ばすことができずにシュートをリングの横に当てて頻繁に外してしまう人は構えたときにシュートの軸が作れていないか最後のリリースの部分が悪いと考えられます。
シュートフォームや構えたときのリングとの位置関係を確認した方がいいでしょう。
シュートにアーチがなく、直線的なシュート
シュートはアーチがあったほうが入りやすくなります。
初心者の方にありがちですが、直線的にリングに飛んでいくシュートはボードに強く当たったり、リングに弾かれたりしてシュートが入りにくくなります。
シュートのアーチが低く直線的で勢いの強いシュートを打つ人はバスケが上手いとはいえないでしょう。
あいているのにシュートを打たない
前があいていてシュートを打つチャンスがあるのにシュートを打たなかったり、シュートを打てるのに無理にドライブばかり選択する選手はうまい選手とはいえません。
ノーマークでシュートを打つ機会は1回のオフェンスの中でそう何度も来ることはありません。
シュートがノーマークで打てる機会があれば迷わずシュートを狙うようにしましょう。
まりつきのような肘を中心としたドリブル
まりつきのような肘を中心として肩が全く使えていない、動いていないドリブルをしている人はうまい選手とはいえません。
いわゆる手だけのドリブルではボールを強くつくのが難しくなります。
またボールとの接地時間が短くなり、自由自在にドリブルをコントロールすることもできません。
ドリブルしているときにドリブルしていない方の腕が使えていない
ドリブルしているときにドリブルしていない方の腕が使えていない人もバスケが上手いといえないでしょう。
ドリブルはボールをつきながら動くことです。
走るときに腕を振るように、ドリブルをするときも腕を動かさなければなりません。
初心者の人でドリブルをついて走っているのにドリブルをついていない方の手がだらんと下がっている、ほとんど動かず固定されている、2つのパターンをよく見ます。
力が十分に発揮できずに、すごくぎこちない動きになるので注意しましょう。
ドリブルしているときに顔が上がっていない
これも初歩的なことですが、ドリブルするときは顔をあげて前を見るようにしましょう。
したばかり見てドリブルしてしまうと癖になってしまうので、ミスを恐れず顔をあげてドリブルできるように練習していきましょう。
またミスしたときボールを拾ってからすぐに顔をあげて状況を確認する習慣をつけておくことまで練習に取り入れておくといいでしょう。
ディフェンスが目の前にいてもボールを動かさずに身体の前からチェストパス
ディフェンスは目の前にいてもボールを動かさずに身体の前からチェストパスをするとディフェンスの手にかかりやすくなります。
ディフェンスの状況を見て、ボールを動かしてからパスを出すこと、パスのバリエーションを増やすことが大切です。
パスのアングルを確保するためにも出したい方向に素早くボールを動かしてからパスをするように心がけましょう。
またチェストパスだけでなくさまざまなパスの出し方を練習しましょう。
リバウンドやパスのキャッチが不安定
ボールをしっかりと手におさめることができずにポロポロこぼしてしまうのはよくありません。
一度でしっかりボールをキャッチできるようにすることが大切です。
また最初に片手でボールに触れてから、両手におさめるキャッチ(片手キャッチ)ができることでプレイの幅や次の動きでの安定感が増す場合があるので普段の練習からチャレンジしましょう。
ディフェンスのときに足が出ないが手は出てしまう
ディフェンスのときにオフェンスの動きについていけずにとっさに手が出る人は注意しましょう。
また逆を突かれてオフェンスから目を切るようにターンしてついていこうとする動きをしないようにしましょう。
簡単にオフェンスにはがされてしまいます。
サイドステップとクロスステップでオフェンスの動きについていけるようにフットワークを磨くことが大切です。
ピボットができない
ピボットが効果的にできない人も上手い選手だとはいえません。
ピボットを踏んでディフェンスと1対1の駆け引きをしたり、リングを背にした状態から前を向いたりするときに効果的に使えるように練習しましょう。
駆け引きをしたり、自分の体勢を整えたりするときに大切なスキルになります。
パワーポジションでプレイできない
上手い選手は身体が安定した状態でプレイしています。
パワーポジションを取れない選手は、ディフェンスのプレッシャーに対抗するのが難しくなります。
身体が安定していない厳しい状態からドリブルを突き出したり、パスをしたりしてミスにつながる可能性が高くなるでしょう。
また強くて速いといったプレイをすることができなくなります。
ストップできずに身体が流れてしまう
ストップが下手で身体が流れてしまう人も上手い選手とはいえません。
正確にビタッとパワーポジションでストップできることは大切です。
自分の動きをコントロールできずに身体が流れてしまう人をよく見ます。
正確にとまれることで次のプレイがスムーズにおこなえたり、視野が確保できたり、力強いプレイができたりすることにつながります。
スペースを見てプレイできない
ボールがある方へ寄っていったり、プレイヤーが密集している場所にドリブルしていったりフロアバランスを考えずにプレイする選手はうまい選手だとはいえません。
バスケットはスペーシングが非常に重要になるので、考え無しにポジショニングすることはやめましょう。
ボールを持っていないときはチームメイトのプレイをいかせるポジションはどこか、ディフェンスが嫌がるのはどこか、自分がいきるのはどこか、最適な動きを選択できるように常に考えながら練習しましょう。
いつも同じスピードでプレイしている
いつも同じスピードでプレイしていて動きに緩急がない人はうまい選手だとはいえません。
ディフェンスにとって対応するのは簡単になります。
止まっている状態から、全力で走りだす、トップスピードからストップして再び動き出すといった緩急を使ったプレイをオフボールで動くときもドリブルしているときも効果的に使えるように練習しましょう。
また攻守の切り替えのときにトップスピードでプレイすることでチャンスが生まれる場合が多く見られます。
バスケが下手でも上手くなれる方法とは?
最後にバスケが上手くなるための方法について紹介します。
バスケが上手くなるための方法は、正しい身体の動かし方をおぼえて、バスケの基礎(ファンダメンタル)を習得することです。
これにつきます。
そのための最善の方法は、優秀な指導者がいる環境でプレイすることです。
しかしそうはいってもお金はかかるし、家の近くで指導力に定評のある指導者が見つからないかもしれません。
指導者がいなければ大変だとは思いますが、プロ選手の試合映像や本、YouTube、ネット情報を駆使して自分自身でバスケを学び、工夫して練習していくしかありません。
ドリブル、シュート、パスなどといったバスケの基礎を学び、バスケというスポーツを知って練習を積み重ねることができれば上手くなることができるでしょう。
バスケを上手くなるためには正しい情報で学び、自分自身で考えて練習することが大切です。
優秀な指導者がいる環境でプレイする
優秀なコーチがいるからこのチームは毎年強いってことはよくありますよね。
だいたい県大会の上位チームの顔ぶれは変わりません。
優秀な指導者のもとに選手が集まり、優秀な指導者のコーチングを受けてさらにうまくなっていくのです。
また人間は目で見て真似して育つので、うまい選手がいればその人の動きや考え方を見て周りがどんどん上手くなっていく可能性があります。
毎年あまり強くないチームでも1人上手い選手がいることでこの年代はいつもより上位の成績をのこせたということがおこる場合もあります。
優秀な指導者のいる環境を選ぶこと、うまい選手がいる環境でプレイすることは大切です。
最後に1つ注意として、指導者の考えをうのみにするのではなく、指導者の言うことを疑う、自分の頭で考える、自分の感覚を大切にすることも重要です。
自分自身でバスケを学ぶ
昔と違って現在は世界中の情報を簡単に得ることができるようになりました。
プロ選手の試合映像や本、ユーチューブなどから情報を収集してバスケについて学ぶことが大切です。
しかしそうはいってもたくさんの情報があふれているなかで何を信じればよいのかわからないという方も多いでしょう。
筆者が最もおすすめするのはプロ選手の試合映像を見ることです。
日本のBリーグやアメリカのNBAなどの試合を見るといいでしょう。
まずは参考にしたい選手を見つけ、自分のプレイと見比べてみることから始めてみると学ぶことが必ずあるはずです。
自分自身で学び、考え、工夫して練習した経験は今後必ずいきるでしょう。
小学生の人は保護者の方々と一緒に学ぶのがおすすめです。
まとめ:バスケセンスがなくても向いてなくても上手くなれる方法はある!
今回はバスケが下手な人の特徴を知りたい人、バスケが下手で悩んでいる人、自分のプレイに自信がない人に向けて記事を書いてきました。
バスケが上手くなるための方法は、正しい身体の動かし方をおぼえて、バスケの基礎(ファンダメンタル)を習得することです。
そのための最善の方法として、優秀な指導者がいる環境でプレイすること、自分自身でバスケを学ぶという二つの方法を紹介してきました。
またバスケが下手な人の特徴を15個紹介してきたので、それを一つ一つ改善することでバスケが上手くなっていくことと思います。
センスがある人はバスケが上達するのがはやいかもしれません。
しかしバスケが上手くなるためにはセンスは関係ありません。
センスがない人でも、バスケについて学び、楽しみながら地道に基礎を習得すれば必ず上手くなれます。
あきらめずに繰り返し練習していきましょう。