高校3年生のときに初めてプロの舞台でプレイしてからわずか3年ほどで日本のトッププレイヤーのひとりとなった河村勇輝選手。
昨年8月に行われたFIBAワールドカップでは日本代表の司令塔のポジションを務め、大会3位となる7.6アシストを記録し世界の注目を集めました。
日本のパリオリンピック出場権獲得に大きく貢献した河村選手ですが、まだまだ22歳と若く今後のさらなる飛躍、活躍が楽しみな選手のひとりです。
この記事では日本代表、河村勇輝選手の
- プロフィール
- プレイスタイルの特徴と凄いところ
について紹介していきます。
目次
河村勇輝のプロフィール
身長:172cm
体重:72kg
生年月日:2001年5月2日
出身地:山口県
ポジション:PG
経歴:柳井中学校→福岡第一高等学校→三遠ネオフェニックス(高校3年時、特別指定選手、2019‐20)→東海大学(2年時中退)→横浜Bコルセアーズ(特別指定選手大学1年時2020‐21、大学2年時2021‐22、プロ契約2022‐23~)
受賞歴:レギュラーシーズン最優秀選手賞(2022‐23年)、レギュラーシーズンベストファイブ(2022‐23年、2023‐24年)、最優秀新人賞(2022‐23年)、アシスト王(2022‐23年、2023‐24年)、新人賞ベストファイブ(2019‐20年)
河村選手は172cm、72kgと小柄ながら、抜群のスピードと高いオフェンス能力でチームを牽引する攻撃的なポイントガードです。
高校年代から世代のトッププレイヤーで、高校3年時は公式戦負けなしで福岡第一高校をインターハイ、ウインターカップ制覇に導いています。
高校3年時に特別指定選手としてBリーグにデビューしてからわずか数年で日本のトッププレイヤーたちの地位までのぼりつめました。
河村選手の急速な進化、成長にはだれもが驚かされたことでしょう。
河村勇輝のポジションはPG
河村選手のポジションはポイントガードです。
PGはコート上での監督ともいえるポジションで、試合の流れを読み、攻撃、守備をコントロールすることが求められます。
ポイントガードのポジションはボールを触って攻撃を組み立てることが多いため、ボールハンドリング、シュート力、パスなど様々なスキルが高いレベルで必要です。
河村選手は、小さいころからPGのポジションでプレイしていて、日本でトップレベルの選手として活躍しています。
河村勇輝のプレイスタイル
河村選手のプレイスタイルは、攻撃的PGです。
スリーポイントシュート、ドライブから得点、ドライブからアシストとさまざまな形から得点を生み出すことができます。
得点力ももちろん高いですが、とくに私はアシストパスが素晴らしいと思いますね。
個人的には、インサイドへドライブをしてビッグマンをかき回してからの味方へのアシストパスが好きです。
Bリーグでは2年連続でアシスト王に輝いています。
また、日本でもトップレベルのスピードを武器に攻守でコートを駆け回る運動量と身長が低いながらも当たり負けしないディフェンス力も河村選手の持ち味です。
河村勇輝のすごいところ
ペイントアタックして得点を創出する力
河村選手はスピードを生かしたドライブでインサイドに切り込み、自分でシュート、味方へのアシストパスを的確に選択して、
得点を生み出すことができます。
インサイドに侵入してDFをかき回して、DFを自分に引き付けて、味方へのイージーシュートを作ることができます。
また、なかなか得点とアシストを両立することは難しいですが、河村選手は味方を生かしながら、自分も得点できるので、
得点、アシストを二桁記録するダブルダブルを記録することも多いです。
試合を決める勝負強さ
河村選手は、試合を決める勝負強さをもっています。
ワールドカップの強豪フィンランド戦では、第4Qに3P、ドライブから得点と勝利を決定づけるシュートを決め躍動しました。
重要な局面で自分で得点する勝負強さ、当たりだしたら次々と決めてしまう爆発力をもっていて、
何度もチームを勝利に導いています。
ビッグマン越しのプルアップスリー
河村選手は、身長が172センチと小柄なので、自分より大きな選手にマークされることがほとんどです。
ただ、河村選手はプルアップシュートを打てるので、なんなく自分より背の高い選手の上からシュートを打ち、決めきることができます。
プルアップシュートとは、DFと一対一の状況でドリブルで駆け引きしながらシュート打つ技術になります。
このスキルは、身長が低い選手が自分より身長が高い選手に対抗できる技ですし、世界を目指すプレイヤーは絶対に身につけないといけないスキルですが、
すでに河村選手は身につけており、さまざまな形でプルアップシュートを打つことができます。
攻撃的なディフェンス
バスケットでは身長が低いとどうしてもDFで不利になってしまいます。
しかし、河村選手は、身長の不利を攻撃的なDFでカバーしようと、
オールコートでプレッシャーをかけたり、手を頻繁に出してスティールを狙ったり、身体の当て方を工夫したりと
オフェンスの嫌がることをおこなっています。
身長は低いですが、素晴らしいディフェンス力をもっています。
また、フィジカルも強化して当たり負けしない身体と豊富な運動量も素晴らしいです。
日々進化する力
河村選手の成長力は素晴らしいものがあります。
少しプレイを見ていない間に大きく進化していると感じることがこれまで度々ありました。
日々バスケットを勉強していて、技を磨いているのがプレイから伝わってきますね。
自分で学び、成長していく力がすごいので、見るたびわくわくさせてくれます。
これからどのような進化が見られるのか、すごく楽しみな選手の一人です。
まとめ
グリズリーズとエグジビット10契約を結び、NBA挑戦を目指す河村勇輝選手。
河村選手と契約を結んだ、グリズリーズのエース、ジャ・モラント選手は、
以前、河村選手が一日だけほかの選手になれるとしたら誰になりたいかという質問で、答えていた憧れの選手です。
同じポジションであり、チームのエースであるモラントとマッチアップする機会もあるかもしれません。
世界最高峰のNBAへの挑戦は、厳しい戦いだと思いますが、エグジビット10契約締結は素晴らしいことです。
それだけ評価されている、期待されていることなので、自信をもって河村選手のプレイを発揮してほしいですね。
化け物たちとプレイする中でどのような進化を遂げるのか、NBAでプレイする姿を見られるのかこれからすごく楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。