スリーポイントシュートを練習しても、なかなかリングに届かない。
スリーポイントシュートを練習するにあたって、ボールを遠くに飛ばす、リングにボールを届かせるというところで壁にぶつかっている人も多いかと思います。
スリーポイントシュートは、バスケ経験者でもなかなか決めるのが難しいという声も耳にします。
- スリーポイントシュートが届かない
- スリーポイントシュートになると力んでフォームが崩れてしまう
- スリーポイントシュートを打てるようになるには筋トレが必要?
スリーポイントシュートを打てるようになりたい人、試合で決められるようになりたい人はぜひ読んでみてください。
この記事では、
- スリーポイントシュートが届かない原因
- シュートの飛距離を伸ばすために重要なこと
- シュートの飛距離を伸ばす方法、コツ
- シュートが入らない、届かないときに注意してみるべきフォームのポイント
について解説していきます。
目次
スリーポイントシュートが届かない原因
身体が未発達
スリーポイントが届かない一つ目の原因は、身体の発育が不十分、筋力不足が考えられます。
例えば、手が小さくてシュートを打つときにボールを安定して保持できなかったり、
ボールを遠くへ飛ばすために必要な身体全体の筋力が足りなかったりする場合です。
このような場合は、無理せず力まないでシュートを打てるところでシュートフォームをかためるようにしましょう。
下半身のパワーを伝えきれない
スリーポイントシュートが届かない二つ目の原因は、シュートフォームが悪く、下半身のパワーをシュートにうまく伝えきれていないことです。
バスケ経験者で筋力が十分に発達している大人でも、ワンハンドでスリーポイントシュートが届かないという人がいます。
反対に小学生高学年や中学生といったまだまだ成長段階にある子どもでもスリーポイントを決められる人はいます。
この両者の違いは、下半身のパワーをロスせずリリースするボールに伝えることができているかどうかです。
上半身で生み出せるパワーよりも下半身で生み出せるパワーのほうが大きいので、下半身で生み出したパワーを、ボールをリリースするときのボールにうまく伝えることができれば、よりボールを遠くに飛ばすことができます。
シュートの飛距離を伸ばすために重要なこと
ここまでスリーポイントシュートが届かない原因について紹介してきましたが、
シュートの飛距離を伸ばすために重要なことは、下半身で生み出したパワーをリリースするときのボールにどれだけ効率よく伝えられるかです。
そのためにはそれができるシュートフォームを身につけなければなりません。
もちろんシュートの飛距離を伸ばすために下半身、上半身の筋力を鍛えることは大切ですが、いくら鍛えてもパワーのロスがおこって、ボールに力を伝えられなければ意味はありません。
飛距離を伸ばすための筋力トレーニングもいいですが、まずは効率よくボールを飛ばすシュートフォームを自分で見つけてみてください。
下半身から上半身への連動をスムーズに行い、効率よくボールにパワーを伝えることができることを目標にしましょう。
シュートの飛距離を伸ばす方法、コツ
シュートの飛距離を伸ばすための方法、コツを6つ紹介していきます。
シュートの飛距離で悩んでいる人は確認してみてください。
ボールを構える位置を下げる
一つ目は、ボールを構える位置を下げることです。
ボールを構える位置が頭の上の人は、額の前、顔の下、胸と構える位置を下げてみましょう。
ボールを構える位置を下げることで、今よりもシュートの飛距離は伸びるはずです。
ジャンプと同時にシュートリリースする
二つ目は、ジャンプと同時にシュートリリースすることです。
いわゆるワンモーションと呼ばれる打ち方で、シュートの打点が低くなるというデメリットはありますが、
ボールを簡単に飛ばせる、リリースが早くなるメリットがあります。
身長の低い選手や身体能力にあまり自信がない選手は、ワンモーションで打つのがおすすめです。
NBAのスター選手であるステフィン・カリーやジェイムス・ハーデンなどもこの打ち方をしています。
空中でためてシュートを打つ、いわゆるツーモーションでシュートする人は、早めにリリースするワンモーションの打ち方を試してみるのもいいかもしれません。
ボールにバックスピンを与える
3つ目は、ボールにバックスピンを与えることです。
シュートのうまい選手は、きれいなバックスピンがかかり、ボールがよく回転しています。
ボールを回転させることで、左右へのブレが少なくなり、ボールもまっすぐに進んでいきます。
ボールにバックスピンを与えることは、ボールの飛距離だけでなくシュートの正確性にも影響してくるので、
手首のスナップをきかせることを意識して練習していきましょう。
リラックスして打つ
4つ目は、リラックスして打つことです。
ボールを届かそう、ボールを遠くに飛ばそうと思えば思うほど、身体に力が入り、フォームは崩れぎこちなくなります。
かえってボールは飛びません。
ボールを飛ばす、シュートを決めることにおいて力みは大敵です。
リラックスしようとするのは難しいかもしれませんが、
シュートを届かそう、ボールを遠くに飛ばそうということを意識しないようにしてみてください。
これらに意識を向けるかわりに、
下半身を使う、手首のスナップをきかせてボールに回転を与えるといったシュートフォーム、技術に一つ意識をもっていくようにするのがおすすめです。
技術的なところにフォーカスできていいシュートが打てると思いますよ。
手首のスナップにひじの位置に、下半身といろいろと意識しすぎても力みにつながります。
意識するのは一つだけにしておきましょう。
シュートを打つ前にボールを下げる
5つ目は、シュートを打つ前にボールを下げることです。
これはディップとよばれる技術です。
ボールをキャッチした場所から下げずにうてという意見もありますが、
シュートがうまい選手は、ボールをキャッチしてシュート体勢に入る前に自然とボールが下がっています。
ディップをすることで、下半身のパワーを効率的にリズムよくよどみなくシュートを打てる、自分のリズムで再現性のあるシュートを打てるといったメリットがあります。
ボールをより遠くに飛ばす、正確なシュートを打つという意味でも非常に重要なスキルです。
ぜひともマスターしておきましょう。
下半身を曲げる反動を使う
6つ目は、下半身の反動を使うことです。
股関節、膝、足首を曲げ伸ばす力を使ってシュートを打つことが大切です。
よく深く沈みこんで、ためてからシュートする人もいますが、
下半身を曲げ伸ばす反動を使ってジャンプにつなげ、シュートする方が下半身と上半身との連動がスムーズにいくので、
大きな力がボールに伝わります。
膝などは柔らかく使って、力が上半身へとスムーズに伝わるように意識しましょう。
シュートが入らない、届かないときに注意してみるべきフォームのポイント
最後にシュートが届かない人が注意してみるべきシュートフォームのポイントについて紹介します。
シュートが届かないシュートフォームの原因は多々ありますが、特に気を付けてみるべきポイントを
絞ってみました。
ボールをリリースするときのガイドハンド
ボールをリリースするときのガイドハンドに気を付けましょう。
ボールを遠くに飛ばすには回転が重要です。
ボールが思ったよりも飛ばない人は、ボールをリリースするときに、シュートを打つ手と逆の手がボールをおさえこんでいたり、無意識でボールをはじいたりしている場合があります。
こうなると、ガイドハンドが、シューティングハンドで生み出した回転の邪魔をしてしまい、ボールが飛ばないことが起こります。
ボールはしっかり回転しているか、ガイドハンドはリリースの邪魔をしていないか確認しましょう。
下半身が伸びるのがはやい
下半身が伸びるのが早いと下半身のパワーが上半身へと伝わらないので注意しましょう。
ディフェンスがブロックに来る前に早く打とう、ボールを遠くに飛ばそうという意識が強いと下半身が伸びきるのが早くなり、
結果リリースが遅れてシュートメカニックのタイミングが悪いという形になります。
こうなるとパワーが上半身に伝わりにくく、シュートがショートしてしまう可能性が高いです。
ボールが思っているより飛ばない感覚がある人は、リリースを早める、下半身のタメを意識するといいかもしれません。
まとめ
この記事では、
- スリーポイントシュートが届かない原因
- シュートの飛距離を伸ばすために重要なこと
- シュートの飛距離を伸ばす方法、コツ
- シュートが入らない、届かないときに注意してみるべきフォームのポイント
について紹介してきました。
個々で打ちやすいシュートフォーム、力を伝えやすいシュートフォームは異なりますが、
ボールを遠くへ飛ばすために必要な二つのこと、
ボールの回転と下半身のパワーを上半身へ効率的に伝えること
は変わりません。
二つのことを意識して、一度自分のシュートフォームを確認してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。